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注文書ファクタリングのデメリットと注意点
メリットと比較して解説

注文書ファクタリングは、受注段階で資金化できる画期的なサービスですが、請求書ファクタリングと比べてデメリットも存在します。「手数料が高い」「対応会社が少ない」といった声も聞かれます。本記事では、注文書ファクタリングのデメリットとメリットを比較しながら、利用判断のポイントを詳しく解説します。

注文書ファクタリングとは?簡潔に解説

注文書ファクタリングとは、取引先から受け取った注文書(発注書)を基に、納品・請求前の段階で資金化するサービスです。通常の請求書ファクタリングが「確定債権」(納品後の請求書)を対象とするのに対し、注文書ファクタリングは「将来債権」(受注段階の注文書)を対象とします。これにより、受注から納品までの間に必要な仕入れ資金や外注費を確保できます。注文書ファクタリングの基本については「注文書ファクタリングとは?請求書との違い・メリットを解説」で詳しく解説しています。

注文書ファクタリングの5つのデメリット

デメリット1. 手数料が高い

注文書ファクタリングの手数料は一般的に10%〜20%程度で、請求書ファクタリング(2社間で8%〜18%)よりも高めに設定されています。これは、注文書の段階では納品が完了していないため、ファクタリング会社にとってリスクが高いことが理由です。手数料は売掛先の信用力や注文金額、取引実績によって変動しますが、コスト面では請求書ファクタリングに劣ります。手数料の詳細は「ファクタリング手数料の相場は?安くする5つのコツ」をご参照ください。

デメリット2. 対応しているファクタリング会社が少ない

注文書ファクタリングに対応できるファクタリング会社は限られています。請求書ファクタリングはほとんどの会社が取り扱っていますが、注文書ファクタリングはリスクが高いため、対応を見送っている会社も多いのが現状です。選択肢が少ないため、複数社を比較して最適な条件を見つけることが難しくなります。レガシアでは注文書ファクタリングにも対応しています。

デメリット3. 審査が厳しい

将来債権を対象とするため、請求書ファクタリングよりも審査基準が厳しく設定されています。売掛先の信用力に加えて、利用者自身の事業実績や、注文書の内容(具体的な納品物、納期、金額など)が厳密にチェックされます。また、継続的な取引関係がある売掛先の注文書であることが求められるケースが多く、新規取引先の注文書は審査に通りにくい傾向があります。審査のポイントは「ファクタリング審査に通らない理由と対策」もご覧ください。

デメリット4. 買取金額に制限がある

注文書ファクタリングでは、注文書の金額に対する買取率(掛け目)が請求書ファクタリングよりも低く設定されることがあります。請求書ファクタリングの買取率が80%〜95%程度であるのに対し、注文書ファクタリングでは70%〜85%程度になることもあります。これは将来債権のリスクを反映したものです。必要な資金額と実際に受け取れる金額の差を事前に把握しておきましょう。

デメリット5. 注文取消しのリスク

注文書ファクタリング特有のリスクとして、取引先からの注文取消しがあります。請求書ファクタリングでは既に納品が完了しているため取消しリスクは低いですが、注文書の段階では取引先の都合により注文が取り消される可能性があります。ノンリコース契約であれば基本的にファクタリング会社がリスクを負いますが、利用者側に原因がある取消しの場合は返金を求められることもあります。契約前に注文取消し時の対応を必ず確認してください。

注文書ファクタリングの5つのメリット

メリット1. 受注段階で資金化できる

最大のメリットは、納品前の受注段階で資金化できることです。通常は「受注 → 仕入れ・製造 → 納品 → 請求 → 入金」という流れで、入金までに数ヶ月かかることも珍しくありません。注文書ファクタリングなら受注時点で資金を確保でき、仕入れや外注費に充てることができます。

メリット2. 大型受注の機会損失を防げる

手元資金が不足しているために大型案件を辞退せざるを得ないケースは、中小企業にとって大きな機会損失です。注文書ファクタリングを活用すれば、受注と同時に必要な仕入れ資金を確保できるため、資金面の制約を気にせず案件を受注できます。

メリット3. 借入金にならない

請求書ファクタリングと同様に、注文書ファクタリングも債権の売買であるため借入金として計上されません。バランスシートへの影響がなく、財務健全性を維持しながら資金調達が可能です。

メリット4. 担保・保証人が不要

融資と異なり、不動産担保や連帯保証人は不要です。売掛先の信用力と注文書の内容が審査の中心となるため、担保を持たない中小企業やスタートアップでも利用できます。

メリット5. 資金繰りの安定化

受注から入金までの長いタイムラグを解消できるため、キャッシュフローが安定します。特に建設業や製造業など、先行投資が大きい業種では、資金繰りの安定化に大きく貢献します。資金繰り改善の方法全般については「中小企業の資金繰り改善ガイド」もご覧ください。

注文書ファクタリングと請求書ファクタリングの比較

比較項目注文書ファクタリング請求書ファクタリング
対象注文書(将来債権)請求書(確定債権)
資金化タイミング受注段階納品・請求後
手数料10%〜20%8%〜18%(2社間)
審査難易度厳しい標準的
買取率70%〜85%80%〜95%
対応会社数少ない多い
取消しリスクあり低い

注文書ファクタリングが向いている人・向いていない人

向いている人

  • 大型受注の仕入れ資金が必要
  • 受注から納品までの期間が長い
  • 建設業・製造業で先行投資が大きい
  • 信用力の高い取引先からの受注がある
  • 銀行融資では間に合わない

向いていない人

  • コストを最小限に抑えたい
  • 既に請求書を発行済みの場合
  • 新規取引先の注文書しかない
  • 注文取消しの可能性が高い案件
  • 少額の注文書しかない

既に納品が完了し請求書を発行済みの場合は、手数料が低い請求書ファクタリングの方が有利です。注文書ファクタリングは、あくまでも「納品前に資金が必要」という状況で活用するサービスです。

注文書ファクタリング利用時のチェックポイント

1. 手数料の総額を確認
手数料率に加えて、事務手数料や審査料などの諸費用を含めた総コストを事前に把握しましょう。複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。

2. 注文取消し時の対応を確認
取引先の都合で注文が取り消された場合の対応(返金の要否、違約金の有無など)を契約前に明確にしておきましょう。

3. 償還請求権の有無を確認
ノンリコース(償還請求権なし)の契約であれば、万が一売掛先が支払いできなかった場合のリスクを回避できます。

4. 買取率(掛け目)の確認
注文書の金額に対して何%の金額が入金されるかを確認しましょう。買取率が低い場合、必要な資金に届かない可能性があります。

5. 入金までのスピード
仕入れのタイミングに間に合うかどうかを確認しましょう。レガシアのご利用の流れでは、契約後最短30分での入金に対応しています。

まとめ:デメリットを理解した上で賢く活用しよう

注文書ファクタリングには手数料の高さや審査の厳しさといったデメリットがありますが、受注段階で資金化できるという他にない強みがあります。大型受注の仕入れ資金確保や、受注から入金までの長いタイムラグの解消には非常に有効な手段です。デメリットを正しく理解した上で、自社の状況に合わせて活用するかどうかを判断しましょう。

レガシア株式会社では、請求書ファクタリング・注文書ファクタリングの両方に対応しています。お客様の売掛金や注文書の状況をヒアリングした上で、どちらのサービスが最適かを含めてご提案いたします。相談・見積もりは完全無料です。法人の方は法人向け無料相談、個人事業主の方は個人事業主向け無料相談からお気軽にお問い合わせください。

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